
毎年、台風シーズンが来ると。台風が日本に近づくにつれ、会社内がざわめき立つ、工事予定の変更、棟上の変更、現場の養生及び補強、いろいろと気を使う事が多い。台風が九州に上陸ともなれば、2日前から現場の養生他、緊急時の人員配置などの準備をする。会社での準備が終われば今度は自宅の台風対策が始まる。風で飛びそうな物には重しを乗せ、散乱する物にはロープを掛け、小物は家の中に入れ、窓のシャッター雨戸を閉め準備する。昨年の台風の時にも会社で台風対策を講じて自宅へ帰った。家の中には皆いる様子なのだが台風対策はなされていない…私は家に入る前に人知れず車庫を片づけ、物干し、自転者にロープを掛け動かない用にし、何知らぬ顔をして家に入った。台風が来たなら片づけた事に気付き感謝するだろうと思いその時を待った。だがそう言う時に限り台風は避けて通る…朝になり妻が洗濯物を干す前に私は誰知れず外に出て車庫を元通りに片付け、ロープを外し、物干しを元通りにし妻にも分からぬ用に何も無かったかのごとく会社に行った。
* 追伸 やはり台風対策は家族全員でした方がいいと思います。
今週の私の好きな詩 * その場がきなけりや、わかんねえ。
(相田みっを作品集、ヨリ)