
今年で父が他界して23年目になる。その父との可笑しい思い出を少し・・・
私の父親は優しく真面目でおとなしい人だったと思われていたようだが、私の知る限りではそんな事は無かった。私が小学4~5年生位の頃だと思う、その当時、若かった父は叔父他数人と一緒に熊本市内の現場で仕事をしていた。その仕事も終わりを迎える頃、花岡山で花見会があった。私も父に連れられて一緒に行った。その当時は景気が良かったのか芸者さんを、3~4人呼んでいて昼から10~15人位で大盛り上がり、私には弁当を宛がわれて美味しく食べた記憶がある。その後も酒の入った若い職人さん達は、芸者さんに抱きついたり、追いかけっこしたりでハチャメチャであった。、無論その中には私の父はいなく、安心して父を探していたら宴会場の隅っこで、別の芸者さんとイチャ、イチャしている。私にきづいた父は私を呼び黙って手の平に50円を置いた。私は父が何を言いたいのか理解し軽くうなずいた。次の日、朝早く仕事に出た父を確認した母は、私の所に来て昨日の出来事を聞きだそうとした。私は口を貝にして黙っていたら、私の手の平に母が100円を置いた。勿論その後の事は私の記憶には無い。
追伸 * その日の夢は、父が母から怒られている夢を見ました、ただ朝起きたら
父だけがいて、母と妹達は母の実家へ帰ったとの事。
子供の私はどうしてなのか分かりませんでした。
今週の私の好きな詩 * いいことは、おかげさま、わるいことは、身からでたさび。
* (相田みっを作品集、ヨリ)