先日、息子が何を思ったか、今度の日曜に俺が御馳走するから飲みに行こう、と誘いを受けた。私は何か下心があるのじゃないか不安ながらも息子の申し出を受けた。当日は二人だけで飲みに出て居酒屋に着くとビール、おつまみを注文し飲み始めた。しばらくして少し酔いがまわった頃、息子からいろいろな事に対して質問され、私の意見を聞かれた。その一つ、一つ、聞かれる事が、私が今まで息子に対して思い、想像していた考え方の質問とは事かけ離れていた。今の自分、友人、将来の仕事・・・私も答えられる範囲で答えたが、自分の息子の事となると人の相談を聞くのとは多少違い会話でも少し濁してしまった。お酒も進み、時間も遅くなったので店の料金を払おうとした時、息子がバイト料が入ったので俺が払うと言い御馳走してくれた。家に帰り着き、息子は自分の部屋へ、私は居間へ、家内はまだ起きていて私の顔を見るなり、何をニヤニヤしているの何か嬉しい事でも有ったの?と、私はただ一言「秘密」とその日は今までに無い充実した一日でした。
追伸・・・次の日、親子揃って二日酔いで、家内に怒られました。
今週の私の好きな詩 * ともかく具体的に動いてみるんだね、
具体的に動けば具体的な答えが出るから。
* (相田みつを作品集、ヨリ)