私は子供の頃より毎月欠かした事の無い行事がある。それは50年程前より今は亡き祖母に手を引かれて行っていた稲荷神社への月参りだ。父親が建設業を経営していたからなのか、昔は祖母とJR三角線に乗り、三角駅で下車し、当時は駅向かいにある戸馳島まで行くのにまだ橋が架かって無かったためポンポン船で行っていたらしい。今では橋が架けられ、私の運転する車で行くようになった。その後、祖母が他界した後も私一人で行き、結婚して妻と二人で行き、子供が生まれ家族で行く様になり、今は家族との日取りが合わず、ここ数年、私一人、自分の都合の良い日に行くようにしている。他の人からは良く続くね、とか如何して行くの、とか聞かれるが、如何して行っているのか自分でもはっきりしていない。だが一回でも忘れて行かないと言葉では言い表せない違和感があり、落ち着かない、行って神社に御参りすると、何か満足感が出て、これから一月頑張ろうと言う気になる。これから先も続けたいと思うし、続けると思う。祖母が御参りした時は、祖母の孫である私の成長を願っていただろう。今の私は、家族、仕事、を含め数多くお世話になっている方達を思い御参りを続けている。
* 今週の私の好きな詩・・・・しあわせは、いつも自分のこころがきめる
* (相田みつを作品集、ヨリ)