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私の老後
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近頃、私の家の近くに老健施設が出来た。小規模だが高齢化が進む我が町にとっては良い事である。先日、家族が集まる機会があり、久しぶりの全員集合で食事しながら会話が弾んだ。話の中で健康の話が出て、長女が私にお父さんもこれから健康に注意して長生きしてもらわないと私達も安心できないからね!と涙の出るような言葉を言われた。その時私はやはり子供達は私の事を心配しているんだと思ったところ・・・長男と次女を含め子供全員が、でも今は心配はいらないよ、近くに老健施設が出来たからいつでも入所出来る用に準備をしとくから安心しといて良いよ~と、私はその言葉を聞き、もしお父さんを家庭介護ではなく、初めから老健施設に入らせようとするなら私にも考えがあるからねと言い放った。すると子供達が何で!何で!としっこく聞いて来たので私は、もしお父さんを無理やり施設に入れたなら、毎日、毎晩、自宅の玄関インターホンを夜中十押し続け、それでもドアを開けないなら、出るまで玄関ドアを叩き続けてやるから、それでも良いなら何処にでもやってごらんと言った。すると聞いた家族はお互いの顔を見合わせながら「マジ、考えられない、パス」とか言って笑っていた。でも私は見ていた、笑っている家族の目の奥の瞳が光っていたのを・・。

      * 今週の私の好きな詩・・・その場がきなけりや、わかんねえ。
                                * (相田みつを作品集、ヨリ)

【2016/03/31 17:03】 | | | コメント(1) | page top↑
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